用語 · 宗教用語
天台宗(てんだいしゅう)
平安時代初期に最澄(伝教大師)が開いた仏教の宗派。法華経を根本経典とし、すべての人が成仏できると説く。比叡山延暦寺を総本山とし、後の鎌倉新仏教の祖師を多く輩出した日本仏教の母山とされる。
- 開祖
- 最澄(伝教大師)
- 根本経典
- 法華経
- 総本山
- 比叡山延暦寺
天台宗(てんだいしゅう)の基本と京都の寺院
日本の天台宗は、最澄(さいちょう)が中国の天台の教えを比叡山へ伝えたことに始まります。法華経を中心とする教えで、総本山は比叡山延暦寺です。
名前を整理する
| 言葉 | 意味・関係 |
|---|---|
| 智顗(ちぎ) | 中国で天台の教学を体系化した僧。最澄とは別の人物。 |
| 最澄(さいちょう) | 日本に天台の教えを伝えた宗祖。伝教大師とも呼ばれる。 |
| 法華経(ほけきょう) | 天台の教えの中心となる経典。 |
| 比叡山延暦寺 | 天台宗の総本山。所在地は滋賀県大津市で、京都市内の寺院とは移動計画を分ける。 |
観光につなげる読み方
京都市街から日帰りするなら、比叡山のどの区域を訪れるか、山上の移動手段と帰りの便を先に決めます。大原の三千院を訪れる日は、大原周辺に絞ると拝観の時間を取りやすくなります。寺院の由緒を読む際は、宗派名と開山・本尊を区別すると理解しやすくなります。
公式情報の確認日:

天台宗とは
天台宗は、平安時代初期に最澄(伝教大師)が開いた仏教の宗派である。最澄は唐に渡って天台の教えを学び、帰国後、法華経にもとづくすべての人が仏になれるという教えを日本に広めようとした。806年に天台法華宗の開宗が朝廷に認められた。
最澄は788年に比叡山に一乗止観院を建て、これが後の延暦寺となった。延暦寺の寺号は最澄の没後の823年に正式に勅許されたものである。天台宗は法華経を中心としながら、密教・禅・戒律なども取り入れる総合的な性格を持つ。
京都での例
天台宗の総本山である比叡山延暦寺は、京都と滋賀の境にそびえる比叡山にあり、世界遺産に登録されている。「日本仏教の母山」とも呼ばれ、法然・親鸞・栄西・道元・日蓮など、後に独自の宗派を開いた鎌倉新仏教の祖師の多くがここで学んだ。
京都市内では、大原の三千院や青蓮院などが天台宗の門跡寺院として知られる。三千院は往生極楽院の阿弥陀三尊像や苔庭で名高い。これらの寺院を訪れると、天台宗が日本仏教の発展に果たした大きな役割を感じることができる。